リハビリの詳細について

ここでは、リハビリ記録のページにて、記載したリハビリの種類についての具体的な内容について説明いたします。
*このリハビリのモデルになっていただいたのは、テレマークスキーインストラクター黒川春水さん(テレマークスキースクール「Diamonddust」主宰)です。黒川さんも、私と同じ再建靭帯仲間です。彼女にも多大なご協力をいただきました。ありがとうございました。術後約1年の今では、すっかり復帰され、元気にゲレンデを走りまわっています。
                        

1.CPM
 術後まず一発目のリハビリです。前日の全身麻酔の副作用(わたしの場合は、発熱、嘔吐、頭痛・・・)
の苦しみからやっと解放され、膝の痛みがちょっとおさまりつつある・・・という状態です。
リハビリというだけあって、膝を曲げます。でも、結構曲がるもんなんですよね。
なにも予備知識がないと、「げっ、もううごかすの〜!?」という心境になりますが、このとき動かしていたほうが、はやく歩けます。(経験者はたくさんそう語っています。)

これから手術を受けるみなさん、聞いといて良かったですね。覚悟しといてください。

左図がCPMというマシンです
このマシンに手術した膝を乗せ、ゆっくりと曲げて行きます。最初は、痛くない角度(可動域)をこのマシンで計り、2回目からは可動域を設定し、複数回、180度(伸ばした状態)から可動域まで曲げます。

なぜ、最初このマシンを使って曲げるかというと、人間の手で曲げると、正確にそのぎりぎり角度の計測が難しいのですよね。
計測はできても、あと反復して曲げる時にいくら熟練のPTさんでも正確な可動域まで曲げるというのは難しいんですよね。
* ベッドで行うリハビリ
もうひとつ、術後すぐに先生から指示があった「ベッドで行うリハビリ」について
説明します。
上記のように、意外と膝を曲げることは、案外易しいんです。
でも、正しく歩くためには、膝を伸ばすことも必要になってきます。
他人が2本足で立っているのを、じっくり見るとよくわかると思いますが、立っているときの膝って、まっすぐではなくて、ちょっと反っているんですよね。
手術の後は、曲げることよりも、反らせることの方が案外必要なようです。
その初期のリハビリは、ベッドの上で簡単に行うことができます。
ベッドの上で膝を投げ出してすわり、膝を伸ばした状態で、膝頭をベッドの方に(下に)押し付けるような動作を繰り返します。
膝を伸ばす、リハビリについてはこれだけです。
私は勝手に腹筋とかしてましたけど・・・・