3月6日 〜手術日決定〜 

私の前十字靭帯がなくなっていることが発覚してから約1週間後、その発見現場にまたやってきた。もう、決心してきたので、なんだかわくわくしながら、名前を呼ばれるのをまった。
診察室へ入ってすぐ、私のほうから「靭帯移植してください!」とお願いした。
先生はにやっと笑いながら「わかりました。じゃいつにしましょうか?」
と聞かれたので、家族と相談した結果の3月19日とお願いした。その日は、春休みの最後から2週間逆算して、一番近い手術日だった。逆にその日が無理だったら、また家族会議を開きなおさないといけない日でもあった。
先生は「はいはい、いいですよ。」そして後ろをとおりかかった、隣の診察室の先生に「岩崎先生〜!19日お願いします。」と一言。岩崎先生は私の顔をちらっとみて、「よっしゃ〜」といいつつカレンダーをみて、なぜか屈伸した(?)。
このやり取りを見て、まるで、わたしがこの手術を受けることをこの病院が待ってくれていたように思えてとってもうれしく思えた。(あとで思えば、実際は決してそうではなく、いつものやりとりだとはおもうが・・・・。)
そのあと、手術の説明があり、即術前検査をして帰ってくださいといわれた。血液検査、心電図、レントゲンをとりにいった。そのあと、入院、手術について看護婦さんから、説明があった。普通、ここで麻酔の話とか、入院日にすぐ手術だとかいう話をきいてちょっと怖くなるみたいだが、わたしは再びバレーが出来るよう、手術をうけられることをうれしく思っていたので、聞けば聞くほどわくわくした。
しかも、入院までもう診察に来る必要はないという。忙しい私には最適だった。
家に帰って、経過報告をT先生にメールした。そうすると返事に「大学病院なら、大事をとって手術2,3日前から入院して、検査というところだけど・・・さすがに慣れているというかすばやいですね。」とのコメント。
入院期間が無意味に伸びるのは、子供をおいてくる私にとってとってもマイナスポイントなので、ますます新須磨にしてよかったと思った。