2月27日 〜2ndオピニオン (2)〜 

新須磨病院は、スポーツ整形というのが月、水の午後から普通の整形とは別に時間がもうけられていて、紹介された八木先生が、そのスポーツ整形の先生だったので、その時間に予約していた。子供が小さい頃、言葉の問題があり、同じ悩みをもっていた友達がこの新須磨病院の言語治療を受けにきていたということもあったので、結構いろんな治療をしてくれるイメージが昔からあった。
 まだ、学校が終わらない時間に予約していたせいか、1番に呼んでもらった。紹介してくれたT先生からは、「ちょっとぶっきらぼうな感じのする先生」と聞いていたので、ちょっとびびりながらはいった。大体の経過を言ってから、先生は「ちょっとそこに横になってください」といって、足をいきなり曲げ始めた。「いたっ!」と思ったけど、顔だけにした。両足を何回も曲げたり、伸ばしたり、「もう痛いっちゅうねん!」と叫びたいくらいの痛さもあったが、そこは子供を二人だてに産んでないので、痛さには相当強く。顔をいがめるだけにとどめた。「どうですか」と私がおそるおそるきくと、先生は「痛いほうの足のこの感覚と、正常なこの感覚違いわかりますか?」といって、脛の骨を後ろから押すような動きを両足で行った。右(痛いほう)の足のときなにか膝がつぶれるような、感覚があった。
これが、半月板と何か関係があるのかな・・・・?そう思ったとき先生は、「靭帯切れてますよ。MRIには、・・・・あ〜もう無くなってますね」え???一瞬、何をいわれているのかわからなかった。「あの、半月板が傷んでるんではないんですか?」「それ以前の問題です。靭帯が切れたままスポーツしていたから、半月板が傷んだんですよ。」「じゃ、半月板の手術だけするだけじゃだめなんですか?」「とりあえず痛みがあるようなので半月板の手術だけしてもいいですが・・・」といいながら、先生が紙を取り出し、今の私の膝の様子を丁寧に説明をしてくれた。靭帯がなければ脛の骨が膝より前に出てくることを抑える事ができなくて、いままで何回もささいなことで起こっていた膝崩れが起こること。それによって、半月板が傷むこと。完全に治すためには、靭帯をもういちどつなぐ必要があること。でも靭帯は再生しないので、他の腱を靭帯にみたてて移植する靭帯再建術といういままで骨折程度しかしなかった私には大掛かりな手術が必要になること。
先生はこのことを丁寧に時間をかけて説明してくれた。でもその時半月板のことしか私の頭の中はなにがなんだかわからずうにを納豆のようにかき混ぜたようになっていた。
その靭帯再建手術をを受けるなら、2週間の入院が必要であること。退院時には、松葉杖の生活になること。それから、スポーツ復帰には約6ヶ月〜10ヶ月かかること。の説明をうけた。が、もし競技スポーツをこれから、やらないのなら特に靭帯再建は行わず、とりあえずこの痛みを、解消するために、日帰りで半月板の手術を受けるだけにとどめることもできるとの説明もあった。え?日帰り?O病院では、半月板の手術だけでもたしか1週間かかるとかいわれたよな・・・・。ま、でも同じ写真を見て、靭帯がないことがわからなかった病院に手術をお願いしたいとは思わないので、この時点でO病院に戻ることは、もう頭になかった。
先生は私の様子をみてか、経験からかわからないが、「お話したように、いろいろ手段があると思うのでゆっくり家族の方と相談してきてください。それで、来週あたりにもう一度、その結果を聞かせてください」といわれた。そして病院を後にした。
帰り車を運転しながら、「バレーはもう無理かな・・・」とおもうと涙が出てきた。