2004.5.25のこと・・・vol.1 

今日は今シーズン2回目の試合。初回は、6部になると相手が急に強くなり、打たれ負けしながらも得意の粘りで、なんとか残留。今回こそ5部昇格を目指すべく挑んだしあい。5月はじめのフジッコ杯では、場所が変わったせいもあり、ウェーブらしさがぜんぜんでず、散々な試合。キャプテンからも、ため息がでるほど、みんながたがただった。
 そうそう、このキャプテン。この日記を休んでいる間、なんと両足の靭帯を再建し、去年の末の試合から復帰したところ。去年の末の復帰第1戦は、2回もセットポイントとられながらの大逆転の感動的な試合。みんなの顔が「やっぱり、この6人そろっての試合が最高!」そう語っていた。そうそう、それまでは、私が抜けていてほかのチームからの応援を頼んでの試合。そのあと、キャプテンの負傷にて、また仮の姿のこのチーム。その2年間を経てのやっと復活してのメンバーであった。いろいろあっての、2年間だったので、今年こそ、上位リーグをとみんなの意気込みは強かった。
 私もようやく自分の力を思い切って試合にだし、結果を出せるようになってきたとき、こないだの試合がも一つだっただけに、今回こそ結果をだして、自信をつけたかった。膝の調子は上々。
痛みも違和感もほとんどない。もういつものサポーターだけつけて試合にでた。
 だが、1試合目、こちらがちょっとばたばたしているうちに、リードを許し、あれよあれよとまけてしまった。2セット目は、リードしていたにもかかわらず、こちらのミスでみすみすセットを逃す。
いやーな雰囲気の中、キャプテンがゲキを飛ばす。「ぜんぜんあかんやん。今度負けたら、ウェーブ解散や!」みんなの気持ち中に気合がはいった。
 1セット目、なんとかこうとか、ジュースから1セットとる。キャプテン「ぜったい勝つでー」と2セット目に臨む。みんな気合がはいってきて、ようやくウェーブらしさがでてきた。中盤に差し掛かって私がセンターに上がる。向こうは、アタックが強力でないので、前におとす球が多く、トス以外にも動く場面が多かった。
 ワンの上がった球が、強い球で、なんとか戻そうと必死にネット際でジャンプした、空中で姿勢がくずれ(チームメイトの話によると空中で膝が逆にむいていたらしい)、左足で着地、その直後
膝に激痛が走った。同時に私の頭のなかに、X線の写真で頚骨と大腿骨がずれている画像がフラッシュした。(えんぎでもない・・・)しばらくたてなかった。試合は中断。キャプテンは「だいじょうぶ・・・・じゃなさそうやな・・・。棄権しよ。棄権しマース。!そう叫んでいた。私は思わず「まってー!大丈夫やから!」前にやったときの痛みはこんなもんじゃない。しばらくしたら、駆け足もできるように。「続けて。。。最後までやりたい!」キャプテンは「わかった、レシーブはしなくていいから、トスだけな」といって再開をゆるしてくれた。
 もどってからは、狙われまくり。私も、とらんでもええのに、意地になってとりにいった。2つ目のラリーのとき、ジャンプしてトスを上げたその直後、また・・・・・。
キャプテン「はい、もう棄権します!」
私「・・・・・・・」
サイアク・・・。思いっきり落ちこんだ。チームのみんなに申し訳ない思いと、なぜこんなときにというくやしさ。と最後に、膝のことをかんがえると頭の中が真っ白に。
みんなは「おりんピック最終予選じゃあないねんから、次勝ったらええねん。気にせんときー。」といつもながらやさしい言葉。いいメンバーだからこそ、悔しい思いがこみ上げてきた。
キャプテンが「はい、これ当てて、これ巻いとき」とアイスノンもどきと、弾性包帯をかしてくれた。
もちろん、自分のももっていたが、気持ちがうれしかったから素直に借りておいた。