Q2.靭帯を痛めた可能性があるとき、どのような処置が必要ですか?

靭帯損傷だけでなく、スポーツ障害の応急処置の代表的なものとしてR.I.C.E.処置方があります。

R : Rest(安静) 、I : Ice(冷やす) C : Compression(圧迫) E:Elevation(挙上)。

損傷部位の安静を図り、圧迫、・冷却し、心臓より高い位置に挙上させることです。アイシングは冷蔵庫の氷をビニール袋に入れて、直接患部にあて、弾性包帯で圧迫固定します。これらを受傷後直ちに行い、医療機関(できれば専門の)に受診したほうがいいでしょう。
一般のスポーツ愛好家は休日にスポーツを行うことが多いために、翌日に受診することになりますが、アイシングは30分行い、次のアイシングまで1時間間隔を空けます。これを夜寝るまで行います。寝ている時は弾性包帯を軽く巻いておくと腫れが軽減されます。
帰宅後、注意することは、入浴して、患部を温めない(シャワーで汗を流す)、アルコールを飲まないことです。これを守らないと後で、激痛が待っています。